2017年8月26日土曜日

ばち指

Digital clubbing    Acta Clin Belg. 2016 Jun;71(3):123-30
「肝硬変とばち指で思いつく疾患はないか?」という上級医の質問から調べてみた。
   肝硬変の結果としてのばち指、である。


■診断:gold standardは存在しない
Lovibond’s angle・正常での平均値は167度だが、180度以上になる
Phalangeal depth ratio
・通常はDPDIPDだが、DPDIPDになる
Schamroth’s sign
・正確性はまだわかっていない。

■原因
・肺疾患が原因のものが最も多いと考えられている。
・肺癌でよく見つかる所見で、特にNSCLCと関連している。腺癌と扁平上皮癌の間での差は観察されていない。

Pathophysiology
abnormal vascularization,
hypoxia
chronic inflammation,
→いずれも、最終的にはVEGFが関与している。

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